人気の盲点になったGI馬を狙う

GIレースでの実績がありながら人気の盲点となった馬が、高配当をもたらすことがあるのが宝塚記念の特徴だ。こうした馬がいるかいないか判別するのが、同レース攻略法のひとつだろう。

このタイプに当てはまるのが、2003年のヒシミラクルと2005年のスイープトウショウである。

2003年の同レースを6番人気で制したヒシミラクルは、前走の天皇賞を勝っている。本来、天皇賞(春)の成績と宝塚記念の成績は相関関係が強いので、ヒシミラクルはもっと人気になってもいいはずだった。ところが、同馬は前年の菊花賞を勝った後、中距離のレースで負けを重ねたため、完全なステイヤーとみなされてしまった。これが、人気の盲点となった。また、菊花賞は10番人気、天皇賞は7番人気と低人気での勝利だったので、勝利自体がフロック視されたことも否めないだろう。

2005年のスイープトウショウは、前走の安田記念を2着したことで、マイラー色が強い馬という印象がついたように思う。また、それまで牝馬の好走歴がなかったこともあり、人気にならかった。結果、11番人気という低評価で宝塚記念を制することになった。

こうした馬を見抜くのと同時に、期待に応えない恐れのあるGI馬を見極めることも重要だ。そのタイプとしては、「休み明け」「GIを連戦した3歳馬」は注意したほうがいい。2003年のシンボリクリスエスは、有馬記念以来の同レースを1番人気ながら5着に敗れている。また、同年の3歳2冠馬ネオユニヴァースは、2番人気で4着に終わっている。

宝塚記念が荒れる場合、上位人気馬が崩れることも多い。先入観にとらわれず、入念な予想を心がけたい。

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