宝塚記念 過去レースの状況(2)
過去10年で宝塚記念を勝った馬は、全馬が前走を「3着以内」に好走している。内訳は、GI組が天皇賞4頭、安田記念2頭、国外レース1頭、GII組は金鯱賞2頭、さらにオープン特別組1頭となっている。前走が金鯱賞とオープン特別の場合、勝っていることが必須になっている。
2着馬でみても、前走「4着以下」から巻き返したのは、2005年のハーツクライ(天皇賞(春)5着)、2006年のナリタセンチュリー(天皇賞(春)12着)の2頭だけである。さらに、3着馬に広げても、2008年のインティライミ(金鯱賞7着)、2006年のバランスオブゲーム(安田記念17着)、2004年のリンカーン(天皇賞13着)の3頭がいるのみである。これら巻き返した馬は、みなGII以上の勝ち星とGIで3着以内の好走歴があった。
年齢別では、3~7歳以上馬で、1、12、9、5、3頭が過去10年で3着以内の成績を残している。4・5歳馬が他世代を圧倒していると言える。
所属別では、過去10年で関東馬が32頭出走して5頭が3着以内に来ており、関西馬は110頭が出走して25頭が同様の成績を残している。昨今の傾向通りに、関西馬が圧倒的に強いといえる。2010年は関東馬のエイシンフラッシュが勝利したが、関東馬が勝つのは1999年のグラスワンダー以来、じつに11年ぶりのことだった。また、同馬はオープン特別を勝っての参戦であり、臨戦過程も異例の勝利だったと言える。
上記をまとめると、宝塚記念は関西馬で前走GIを3着以内に好走しており、当日1番人気である4歳馬が軸になると言えそうだ。