距離適性は中距離以上
天皇賞(春)に出走するステイヤータイプから、安田記念を経てきたマイラータイプまで、幅広い距離適性の馬が出てくるのも宝塚記念の特徴である。東京競馬場の2,000メートルコースで行われる天皇賞(秋)も幅広い距離適正の馬が出走してくるが、それと同じ傾向がある。
ただし、宝塚記念を純粋なマイラーが制するのは難しい。安田記念を好走して同レースを勝った各馬にも、中距離以上での好走歴があった。2002年に安田記念2着で同レースを勝ったダンツフレームは、皐月賞・ダービー2着の実績があった。2005年に同じく安田記念2着で同レースを勝ったスイープトウショウも、オークス2着・秋華賞1着という実績があった。
2003年の安田記念を勝ち、同レースに出走したアグネスデジタルは3番人気ながら13着に沈んでいる。同馬は天皇賞(秋)や海外GIなど中距離実績も持っていたが、このときは1年以上の休養明けながら安田記念で快走した反動が出たものと思われる。例外とみたい。
また、GI勝ちはないが中距離以上の重賞で好走歴がある馬が息を吹き返すのも同レースの特徴といえる。2004年に同レースを6番人気で2着したシルクフェイマスは、同年の天皇賞3着馬であり、その前はGII2勝を含む5連勝を成し遂げている。また、2006年に10番人気で2着したナリタセンチュリーは、前々年にGII京都大賞典でゼンノロブロイに勝っており、力のある馬だった。こうした距離実績はあるが、格としては少し足りない馬をマークしないと、ヒモが抜けて悔しい思いをするかもしれない。