前走GI組が強い

天皇賞(春・秋)などの古馬GIは、GII阪神大賞典やGII京都大賞典といったステップレースを経て出走してくる馬が多いが、宝塚記念は少し違う。春のGIシリーズの最後に位置する同レースだけに、前走が天皇賞(春)や安田記念といったGIレースである馬が多い。これは宝塚記念ともう一つのグランプリレース有馬記念ならではの特徴だろう。

前走は過去10年で、GI組が17頭(国外GI含む)、GIIが11頭、オープン特別2頭がそれぞれ3着以内になっている。

路線別では、GI組が天皇賞(春)10頭、安田記念4頭、有馬記念1頭、ヴィクトリアマイル1頭、国外GI1頭が3着以内に来ており、GII組は金鯱賞9頭、目黒記念が2頭、オープン特別2頭が同様の成績を残している。阪神競馬場の2,200メートルという距離が、天皇賞組のようなステイヤータイプや安田記念組のマイラータイプの両方を呼び込むのにちょうどいい距離なのだろう、幅広い距離適性の馬を呼び込んでいる。

1着馬だけみると、過去10年でGI組が8頭、GII組が2頭で、GI組が圧倒的に強い。また、GII組は2004年のタップダンスシチーと2008年のエイシンデピュティで、どちらも金鯱賞を勝っての参戦である。

2010年のエイシンフラッシュは、前走がオープン特別(メトロポリタンステークス)だった馬が始めて勝ったケースだ。この馬は2009年の不良馬場のダービーを9番人気ながら4着しており、重馬場が得意な馬だと思われる。2010年の宝塚記念は、稍重の時計がかかる馬場だったことが、この馬に利したのだろう。おそらく、例外中の例外といえるだろう。

このページの先頭へ